Linuxなどでよく使う、グループに含まれるユーザを確認するコマンドです。他にも、よく使うのに、忘れがちなコマンドをサクッとまとめました。
グループに所属するユーザを確認するコマンド
「あれ、wheel に入ってるのだけだっけ?」みたいなときに使います。
# Linux サーバー、GROUP_NAME はグループ名
$ getent group <GROUP_NAME>
# もしくは,直接ファイルの中を覗きます。MacOs でも使えます。
$ cat /etc/group
実際は、上記だと大量のグループ名が一気にリストされてしまうので、うまく grepでフィルターしましょう。
# wheelグループだけを確認
$ getent group <GROUP_NAME> | grep wheel
# 出力は、こんな出力です。
nobody:*:-2:
nogroup:*:-1:
wheel:*:0:root
daemon:*:1:root
出力はコロンで区切られた記号みたいですが、こちらそれぞの値の読み方です。特に難しいことはないですね。
出力の読み方
- wheel: グループ名
- *: パスワード(隠されている。シャドウパスワード)
- 0:ユーザのIDです。rootはだいたいゼロなはずです。
- root:ユーザ名です。
グループにユーザを追加するコマンド
上記のコマンドで、どうやら、wheelにはrootしか含まれていないことが分かりました・・・。自分(joe)も追加したいので追加します。
usermod -aG はオプション間違いにくれぐれもご注意くださいね。
# wheelグループにユーザakajoeを追加
# aを付け忘れると、追加じゃなくて、上書きになるので注意。
$ usermod -aG wheel joe
# こっちのほうが安全?おなじ効果を得られます。
$ gpasswd -a <USER_GROUP>
ユーザが所属するグループを確認するコマンド
自分の所属グループを確認してみます。他にも、「あれ、あいつって、どのグループに入ってるんだっけ?」というときに使います。上記のコマンドとくらべると、逆引きですね。
# ユーザが所属しているグループ名を確認
$ groups joe
Linuxユーザとグループの参考記事
関連するコマンドを別の記事でまとめました。こちらの方が包括的で役立つかもしません。
簡単ですが、以上です。
usemod コマンドは、重要なグループだったら間違いが恐ろしいね。