Linuxで、グループ内のユーザを確認するコマンド

最終更新:2023-06-13 by Joe

Linuxなどでよく使う、グループに含まれるユーザを確認するコマンドです。他にも、よく使うのに、忘れがちなコマンドをサクッとまとめました。

グループに所属するユーザを確認するコマンド

「あれ、wheel に入ってるのだけだっけ?」みたいなときに使います。

# Linux サーバー、GROUP_NAME はグループ名
$ getent group <GROUP_NAME>

# もしくは,直接ファイルの中を覗きます。MacOs でも使えます。
$ cat /etc/group

実際は、上記だと大量のグループ名が一気にリストされてしまうので、うまく grepでフィルターしましょう。

# wheelグループだけを確認
$ getent group <GROUP_NAME> | grep wheel


# 出力は、こんな出力です。
nobody:*:-2:
nogroup:*:-1:
wheel:*:0:root
daemon:*:1:root

出力はコロンで区切られた記号みたいですが、こちらそれぞの値の読み方です。特に難しいことはないですね。

出力の読み方

  • wheel: グループ名
  • *: パスワード(隠されている。シャドウパスワード)
  • 0:ユーザのIDです。rootはだいたいゼロなはずです。
  • root:ユーザ名です。

グループにユーザを追加するコマンド

上記のコマンドで、どうやら、wheelにはrootしか含まれていないことが分かりました・・・。自分(joe)も追加したいので追加します。

usermod -aG はオプション間違いにくれぐれもご注意くださいね。

# wheelグループにユーザakajoeを追加
# aを付け忘れると、追加じゃなくて、上書きになるので注意。
$ usermod -aG wheel joe


# こっちのほうが安全?おなじ効果を得られます。
$ gpasswd -a <USER_GROUP>

usemod コマンドは、重要なグループだったら間違いが恐ろしいね。

ユーザが所属するグループを確認するコマンド

自分の所属グループを確認してみます。他にも、「あれ、あいつって、どのグループに入ってるんだっけ?」というときに使います。上記のコマンドとくらべると、逆引きですね。

# ユーザが所属しているグループ名を確認
$ groups joe

Linuxユーザとグループの参考記事

関連するコマンドを別の記事でまとめました。こちらの方が包括的で役立つかもしません。

簡単ですが、以上です。