カラムレイアウトに依存しない配置を行う

CSS - column-span

概要

CSSプロパティ「column-span」は、columns プロパティなどで指定された要素のカラムで、複数のカラムをまたがる要素に対して指定します。

<div class="columns">
  <p class="column-span">今日の天気</p>
  明日の天気予報です。明日は全国的に晴れるでしょう。ですが、夕方以降急な雨に注意してください。次に海外の天気予報です。・・・・・・・・・・・・・・・続きましては、今月のイベント情報です。・・・・・・・・
</div>
<style>
div {
  font-size: 12px;
  border: 1px solid #000;
  background-color: #def;
}
.columns {
  column-count: 3;
}
.column-span {
  background-color: #ffeedd;
  column-span: all;
}
</style>

値の指定方法

{column-span: 表示方法}
説明
none初期値です。列をまたぎません
all全てのカラムをまたぎます。

プロパティの種類について

ショートハンドプロパティや、個別指定できるプロパティなど、columnプロパティをまとめた概要一覧です。詳細はそれぞれのページを参照してみてください。

プロパティ名説明
columns「column-count」と「column-width」を指定できるショートハンドプロパティ
column-countカラム数を指定する
column-widthカラムの幅と指定する
column-rule「column-rule-color」と「column-rule-style」と「column-rule-width」をまとめて指定するショートハンドプロパティ
column-rule-colorカラム間の区切り線の色を指定する
column-rule-styleカラム間の区切り線のスタイルを指定する
column-rule-widthカラム間の区切り線の幅を指定する
column-gapカラム同士の間隔を指定する
column-fillカラム同士の高さをそろえるかどうかを指定する
column-span複数のカラムにまたがる要素に指定する

使用例

このプロパティを使うことで、マルチカラムレイアウトを実装することができます。今までは、一つ一つ組み上げていたものが簡単にできるようになります。

<div class="header">ヘッダー</div>
<div class="multicolumnbox">
  <h1 class="column-span">見出しをいれます</h1>
 <div>左カラムです。左カラムに入れたいテキストなどはこの要素内に入れていきます。</div>
 <div>真ん中のカラムです。真ん中カラムに入れたいテキストなどはこの要素内に入れていきます。</div>
 <div>右カラムです。右カラムに入れたいテキストなどはこの要素内に入れていきます。</div>
</div>
<div class="footer">フッター</div>
<style>
.header,
.footer {
  margin: 0px 10px;
  border: 1px solid #000;
}
.multicolumnbox div {
  border: 1px solid #000;
  background-color: #def;
}
.multicolumnbox {
  padding: 10px;
  columns: 3 100px;
  column-fill: auto;
}
.column-span {
  column-span: all;
}
</style>

仕様書

関連CSSプロパティ