概要
CSSプロパティ「column-width」は、期待する列幅を指定する際に使用します。「期待する」というのは、この指定は絶対的ではなく、あくまで目安としての値になるからです。また指定した要素のカラム数を指定する場合は column-count プロパティを使用します。
<div class="column-count column-width">
<p>1カラム目です</p>
<p>2カラム目です</p>
</div>
<style>
* {
margin: 0;
padding: 0;
}
p {
background-color: #def;
border: 1px solid #000;
}
.column-count {
column-count: 2;
}
.column-width {
column-width: 100px;
}
</style>
また他にカラムを装飾するプロパティの種類として、column-count, column-gap, column-rule, break-before, break-after, break-inside があります。
値の指定方法
{ column-width: <列幅> }
値 | 説明 |
---|---|
数値 | px, emなどの単位で指定できます。マイナス値は指定できません |
auto | column-count のような、他のCSSプロパティによって自動的に指定されます |
プロパティの種類について
ショートハンドプロパティや、個別指定できるプロパティなど、columnプロパティをまとめた概要一覧です。詳細はそれぞれのページを参照してみてください。
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
columns | 「column-count」と「column-width」を指定できるショートハンドプロパティ |
column-count | カラム数を指定する |
column-width | カラムの幅と指定する |
column-rule | 「column-rule-color」と「column-rule-style」と「column-rule-width」をまとめて指定するショートハンドプロパティ |
column-rule-color | カラム間の区切り線の色を指定する |
column-rule-style | カラム間の区切り線のスタイルを指定する |
column-rule-width | カラム間の区切り線の幅を指定する |
column-gap | カラム同士の間隔を指定する |
column-fill | カラム同士の高さをそろえるかどうかを指定する |
column-span | 複数のカラムにまたがる要素に指定する |
使用例
このプロパティを使うことで、マルチカラムレイアウトを実装することができます。今までは、一つ一つ組み上げていたものが簡単にできるようになります。
<div class="header">ヘッダー</div>
<div class="multicolumnbox">
<div>左カラムです。左カラムに入れたいテキストなどはこの要素内に入れていきます。</div>
<div>真ん中のカラムです。真ん中カラムに入れたいテキストなどはこの要素内に入れていきます。</div>
<div>右カラムです。右カラムに入れたいテキストなどはこの要素内に入れていきます。</div>
</div>
<div class="footer">フッター</div>
<style>
.header,
.footer {
margin: 0px 10px;
border: 1px solid #000;
}
.multicolumnbox div {
border: 1px solid #000;
background-color: #def;
}
.multicolumnbox {
padding: 10px;
column-width: 100px;
column-count: 3;
}
</style>